05/15/2011 今年も行って参りました!Bay to Breakers !毎年5月に行われる、マラソンレースで"Bay To Breakers=湾岸から波打ち際へ”の名前の通り、ダウンタウンのベイブリッジ近くのサンフランシスコ湾から全く逆の方向にあるOcean Beachという太平洋海岸までの7.5マイル=12kmほどを走るレース。
今年は記念すべき100周年。(友達情報によると、100回参加し続けてる黒人のおじいちゃんが存在するそうな。。。っていう事はその人少なくとも101歳???凄い!)サンフランシスコ名物レースです。なぜ名物かと言うと、ちょっと変わっているレースだから。
このレース、本気で走る走者を先に走らせておき、残りの一般参加者を後から参加させるもの。このレースは別名”仮装・酔っ払いレース”としても有名。参加者は走るのも歩くのも自由。自分達の好きなペースでOK.そしてメインは仮装!ハロウィンのように気合を入れた参加者がこぞって登場。そしてアメリカでは禁止されているけど、この日だけは公道で堂々と飲み、馬鹿騒ぎをしていてもOK.ショッピングカートにビールやお酒をたんまり積んだフロートやダンスフロアのついたフロートもあった。
去年まではINGという会社がスポンサーだったのだけど、今年100周年なのにスポンサーを降りてしまった。と言うのも、このレース、楽しいけど苦情も物凄い。凄い酔っ払いの数が多いので、コース沿いの家に吐いちゃったり、ごみ捨てたり、トイレしたり。その為、毎年ルールが厳しくなっていった。
一昨年は大丈夫だった”公道酔っ払い”と”お祭りフロート”、”お酒持ち込み”も去年は禁止。「えー、そんなの全然楽しくないじゃん!!ユニークじゃなくなっちゃう!」っていう声も多くあったけど、馬鹿騒ぎがエスカレートして苦情が増えすぎたのか、このルールは決行。去年はいつもよりも静かだった。
そして今年はスポンサーがZazzleという会社に変わりそのルールは継続して適用。コース沿いのバリケードは強化され、仮設トイレと警察の数も凄く増えた。そして酔っている人がいたら、その人は即コースから引きずり降ろされ、酔いが冷めるまで仮設テントに留置されるとか。。。確かに周りにかかる迷惑も少なくなるけど、お祭りムードは年々減少しているような???でも、”持込みだめなら飲んできちゃえ”っていう人達が大勢いて、友達とかは朝の3時から飲み続けて会場に来たりしたそうだ。すごい。
レースのスタートは午前7時。数日前からこの日は大雨と天気予報が言っており、旦那さんと”雨じゃなかったら参加しようねー”とお気楽に構えていた私。前の晩、ちょっと遅かったけど頑張って5時起き。でも未だ眠い。。。
私;ねえ、雨降ってるかどうか確かめてよー。降ってなかったら行こうよ。
旦那;うん、分かった。。。。
(数分後)
私;雨降ってる?ねえ、ねえ。
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(レース用に上のサインがいつもと違うバス) |
振り返れば旦那さんは爆睡中。しょうがない、自分で起きてチェックしよう。怠けちゃいかん。お?天気予報外れた!晴れてるし!急いで旦那さんを起こし(スッゴク深い睡眠なので起こすのも大変!!)半分パジャマのまま、家を出た私達。仮装も考えてたんだけど、雨降ったら無駄になっちゃうからと、結局今年も無難なパジャマ・ジャージ。早速、近所から出ているレース用のバスに乗る。普通のバスなんだけど、レース会場直行らしく定期券が使えない。1回10ドル取られた。やっぱイベント事にはお金掛かります。
そしてスタートラインに到着。うっわー朝早くから凄い人出。ゼッケン登録をしてこの日の為に頑張ってきた人達も多い。そして気合を入れて仮装している人も。スタート時間近くになると、何故かは知らないけど毎年恒例のTortilla投げ。いつ誰が持ってくるのか知らないけど、飛びまくってる。顔に当たったり背中に当たったり、投げ返したり。テンション上がって、雄たけびが上がる。
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(レース前、恒例のTortilla投げ) |
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(道端に落ちてるTortilla) |
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(投げます、投げます) |
いよいよ、レース開始!!スタートラインのゲートをくぐる。いやっほい!!今年の私の目標は12kmをきちんと歩くこと。ちゃんとトレーニングしてないと、やっぱり走るのは大変だし、年齢的にも体が持たない様な気がして、旦那さんも同意の上で歩くことにした。ところがゲートを通った瞬間、
旦那;やっぱ、こういうレースは走らないと。ほら、頑張ろう!!
私;えええ?何でそんなテンション上がっちゃたの?っていうか、うちら練習してないから明日・明後日に痛い目見るよ。。。
旦那;走れる所まで頑張ろう!おううううう!!!
と、言うわけで1.6km程頑張りましたが、もう私は限界(日本の義務教育時代からマラソン苦手っ子)。今年キチンと練習して来年から走りましょう。
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(皆、俺について来い!ルン!) |
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(スタートライン) |
今年も色々な人のコスチュームに釘付け。グループでテーマを作ったり、個人で個性的だったり、そして常識では考えられないけど真っ裸の人も結構いる(写真撮ってみたけど、ここにはちょっと掲載できません。ごめんなさいねー、っていうか撮るなよ私?ですね)。 初めて裸の人を見た時は”キャー”って感じだったけど、年数を重ねる度に”あ、またいる”みたいな感じで慣れている自分も怖い気がする。。。道端では色々なパフォーマンス。特に私のお気に入りはスケボー犬。自分でスケボー乗って滑ってた。すげー!!
また、東日本大震災被災地に向けたメッセージを横断幕に書いてそれを掲げて走った人達もいたり、”頑張れ日本”のTシャツを着た人、被災された方達の名前を書いた紙をつけ”私は貴方と一緒に走っています”というメッセージが書かれたものを付けて走っている人達。思わず胸に込み上げてくるものがあった。
そしてコース沿いの家で音楽をガンガンに鳴らしてお酒を飲んで騒いでいる人達。コース内じゃ騒げないからコース外でのお祭り+応援。声援をいっぱい貰いました!!有難う!
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(囚人さん軍団?) |
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(羊と英国王室?) |
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(ヒーローとキノコ?) |
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(ブルーマン応援団) |
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(頑張れ日本!のシャツで参加の方) |
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(踊る魚軍団???) |
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(迫力!の姉御?) |
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(火星人です!) |
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(エルビス軍団とオムツ軍団) |
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(バナナマン) |
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(ペンギンと氷山、氷山の中がステレオ) |
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(Disney映画” UP”) |
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(スケボー犬、早い!!) |
そして坂を上り下り、ゴールデン・ゲート公園を抜けて海へ!!公園を歩き続けゴールが近づくと記念写真ポイント。テーマパークのローラーコースターに乗ってる途中で写真を撮られてる気分。これはナンバー登録した人達(きちんと登録料を払った方々)が貰えます。今年も私達は登録しませんでした。来年はきちんとします!ごめんなさい!!!それでも思わずガッツポーズや変な顔を作って写真を撮って貰おうとする私。貪欲ですねー。
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(人・人・人) |
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(写真撮影タイム!!) |
その写真撮影ポイントを過ぎて暫くすると、心地よい風が。お、海が近い。あ、海が見えたあああ!!そして中継アナウンサーの声が。よし、ゴールは近い!頑張ろう!!さすがに、もう足もヘトヘトだったけど、気合で勝負!!およそ3時間掛けてサンフランシスコを通り抜けました。あースッゴク疲れたけど気持ち良い疲れ!!長距離歩行の後のストレッチを念入りにして、数日後に襲ってくるであろう筋肉痛に備える。ほんと、ストレッチは大事です。
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(前方に海が!) |
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(ゴールの時計前でガッツポーズ!) |
その後、ゴールデン・ゲート公園内の広場でフード・コート、コンサート、記念グッズなどを売るイベントがあるんだけど、その会場がゴールから更に1.6km戻ったところ。ゴールを決めて気も緩んでしまった私達には、この距離がとてつもなく遠く感じた。別に無理をして会場に行くこともなく、そのまま帰ってしまっても良かったんだけど、やっぱり100周年記念のTシャツくらいはゲットしておきたい。その気持ちだけが私達の足を動かしていた。
予報に全く反した、この良い天気。本当にマラソン日和。イベント会場も人で溢れかえっている。お腹空きすぎて(急いで出発のため、朝ご飯抜きだったのです。。。)何が食べたいのか分からなかったけど、毎年食べていて、今までそんなに外れた事の無いGyroを食べました。あー、”一番の調味料は空腹”というけど運動の後のご飯は美味しい!!!
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(イベント広場) |
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(ご褒美のGyroランチ) |
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Tシャツをゲット |
天気の良い中、ピクニック気分でご飯を食べ終えると、凄い眠気が。。。ああ、もう動けません!しかしここで眠ってしまったら夜まで寝てしまいそうな勢い。仕方が無い、帰るか。公園沿いにあるバス停まで歩いて2時過ぎに帰宅。シャワーを浴びてサッパリしたー、と思ったら旦那さんは既にソファでお昼寝中。ふああああ、私も眠い。日当たりの良い部屋でゆっくり昼寝をしました。
毎年このレースのスポンサー獲得が難しいらしく、今年が最期なんじゃ?という噂は絶えない。でも100年も続いたし、これからも続いて欲しい。普通のマラソンレースではない所がまた魅力でもあるレース。サンフランシスコ名物として本当に残してほしい。そして、来年こそは走る練習をして、仮装にも気合を入れて走るぞ!おおおーー(本当かな?)