Tuesday, January 8, 2013

Mission Mural Walk Tour: サンフランシスコ、ミッション地区の壁画を巡るツアー

01/05/2013 ここ数日、寒い日が続いてます!雪が降るほどではないんですが、それでもやっぱり寒い!!!愛猫のHANAちゃんは今日も毛布の下でぬくぬくとお昼寝中です。

(寒いしー)
(やっぱ家が一番よね)

(あー気持ちいい)
(絶対外には出ないわー!)


(集合場所の公園)
そんな寒さの中、今日は旦那さんと二人で「Mission Mural Walk Tour」に行って来ました。これはサンフランシスコのミッション地区の壁画を巡るツアーです。

午前11時からツアー開始。早速集合場所に向かいます。しかし、今日の天気予報は寒い+雨が降るかも予報。。。頼むから雨が降りませんように!!

ガイドさんのサンフランシスコ壁画アートにまつわる話を少し聞いて驚き!サンフランシスコだけでも2000以上の壁画アートがあるらしい。そして一番多いのがこのミッション地区。今日のツアーで45以上のアートが見れるとか。

サンフランシスコの壁画アートの全盛期は1930年代と1980年代らしい。そしてこれらのアートには政治的、地域的なメッセージなど色々な意味が込められているそう。 昔からあるものは塗り替えられたり画材が長持ちせずに無くなってしまったりと悲しいことに今はもう見ることができないけども毎年新しい壁画アートが続々誕生。今では完全に数を把握しきれないらしい。。。すごいな。

まずは集合地点にある小学校のアートから見ることに。二つの大きな壁画なんですが1つ目は「Family Life」。人間の一生を描いたものだそうです。
絵の中央にはスパイラルの模様が書かれており、これは”無限”をあらわすそう。さらに絵の四角いパレットからはみ出した鳥の羽は、”人生は必ずしも決められた枠にはまったものではない”。

後ろのタージマハールのような宮殿はかつて「GOLDEN STATE」と呼ばれたカリフォルニア・サンフランシスコを現しているそう。ちょっとオズの魔法使いチックな絵柄というか、そんな感じがするアートです。

その隣にあるのが「Spirit of Mankind」と呼ばれるアートでこちらも地元で活躍した人達を描きながら炎のスパイラルがあったり生と市を描いた箇所があったりと中々見所がたくさんでした。

(上の鳥の翼がはみ出してる)
(「Family Life」すごい壁画だ)



(人間の一生を追っている)
(もう1つの「Spirit of Mankind」)

その二つのアートの間に詩が書かれていたのですが、これはアステカ文明から伝わる詩らしく、ペインターがこの詩を書き始めるとその言葉と同じことが起こるらしくて、例えば”風が吹き”だと風が吹くし、”日が照りつけ”だとイキナリ日が照り出したりして、ちょっと怖くなってしまったそう。その為、この人はこの詩を後ろからペイントしていったそうです。いやー、こういうのを言霊って言うんですかね。
(アステカの詩)
(壁画専門会社のトラック発見) 








 

その後も、ツアーを続けていきます。次はこの公園付近で起きた殺人事件(若いカップルが殺害されたそう。。。ただ偶然その場にいただけで。)をきっかけに、 この地区のコミュニティーセンターに描かれた壁画。ドアには被害者のカップルの絵、上にはマリア様やスポーツをする若者たちや平和の象徴の鳩と孔雀が描かれてます。更に下には涙を溜めた男の人の顔と「暴力をストップする」という意味で上げられた手が書かれてました。そしてアートで重要な”永遠”を意味するスパイラルも入ってます。
(地域のコミュニティーセンター)





更にテクテクと歩いていくと、さまざまな壁画に出会います。下にちょっと載せておきますねー。直ぐ右下の写真は子供達の探究心・学びの心を大切にしたいと、ドアから覗いた子供達が右側の数学の数式や宇宙などを興味津々に眺める様子が描かれてます。

(手とスパイラル)

(子供達に学びの大切さを教えます)











こちらはカリフォルニアのNATUREを書き出したもの。絵の中にはカリフォルニアならではのアイテムがてんこ盛りです。

(その名もNATIVE)
(の、説明書き)












ぐるりと角を曲がると今度は食器やガラスの破片を使ったモザイク画が
現れてきました。
(中々の大作)

これは地元の小学生と一緒になって作ったもので、マヤの歴史の生命誕生を描いたものから、現代の農家ストライクなどの歴史をつづったものだそう。

すっごい細かい破片とかがあって、付けるの大変だったろうなーと思いつつ自分も小学校の図工の時間に卵の殻を砕いたものを使って大きな”白雪姫と7人の小人”の絵を作ったなー。あれは大作だったぞ、今思えば(笑)

今度は場所を変えて、市民プールのビルへ。ここも子供達と一緒に書いた水・海にちなんだ絵が描かれてました。下の絵には実在の人物も書き込まれているそうです。そういうのって面白いですねー。

更に下の絵は海の模様を描いた絵で、鯨や海の神が描かれてます。その中で一つ海と全く関係ないものがあります。そう、右端のドクロ。これは一回消して上から違うものを書いても次の日には必ずこのドクロが書かれていて、そのやり取りが一週間ほど続いた後、誰かは分からないけどその熱意に負けてこのドクロをそのままにしておくことにしたという裏話つき。

(ダイブする人、泳ぐ人)
(色は好きだな、鯨でかい!)
(海と関係ないアイテム一つ発見)

横の壁にはマヤっぽい感じの絵が描かれてました。この色使いがなるほどって感じです。神様や神話の模様を書いたものらしいですよー。










そしてやって来たのがツアー最終ポイント「BALMY通り」通称「壁画通り」として有名な通り。ほんの一ブロックの狭い通りの両脇に壁画がずらーっと描かれてます。

(この先1ブロックこんな感じ)










通路入り口には「いたずら書きや悪さをする人を見てるぞー」という感じでマリア様や神様の絵がありました。












お、マイケル・ジャクソンを発見。思わず隣でポーズ取ってしまいましたー(笑)










ではこの通りにあった壁画の一部をざっとご紹介!!古いものや木材が剥がれてしまったものもあり、また、その為に新しく塗りかえられた物があったりと長い歴史がうかがえます。でも、これ本当に一般の家の人たちのガレージのドアとかなんだよね。。。たまに車とか車庫から出てきてビックリ。

(戦争と平和:上が平和で下が戦争)
(ラテンアメリカの映画の歴史)

(戦争と平和2:平和の中に兵士の影と血の川)
(目が?)
(数年前まではこの絵だったらしい)










(ラテンアメリカを代表する女性たち)
(エイズと戦います)


(有名な神父さんの一生)
(ミッション地区を描いた:左は差別)
(右は街と現代を描いたもの)




(上の絵のバラや入り口のマリアを描いた作家さんに遭遇)

(これは難しい)
(ラテン女性の行く先)



(災害にあった場所の思い出)
(細かい写真が:右真ん中に干支の寅も)

(これは何だったんだっけ??)
(右:悲しみと 左:希望)




(エイズで亡くなった方へのトリビュート)
(凄い細かいテンプレート)










(海だな)
















(植木鉢にも可愛い絵が)




(旦那さんお気に入り:街のトランスフォーマー)
(ラテンアメリカからの有名人)

(家族)
(お茶目な木?)



(女性運動活動)    










こうして約2時間ほどのツアーが終了。とっても楽しくて充実しました。見ていて本当に飽きないし、意味が分かってからはもっとじっくり絵を見たい感じ。

し・か・し、今日は本当に寒かった。旦那さんは足の先が凍えてしまいそうだと唇を青くしながら暖かいコーヒーが飲みたいと切実に訴えてきます。なので、近所にあった可愛らしいカフェでお茶タイム。 コーヒーと焼きたて熱々のクロワッサンで体を暖めます。あー、ホットするー。一度座るともう立ち上がりたくない感じでしたが、いやいや、まだやることがあるので立ち上がらねば。
(カフェ見っけ)
(コーヒー豆もいっぱいで良い匂い)








(ほっと一息)
帰り際にも道端で可愛いオブジェを発見。良く見渡せば本当に至るところに色々な絵が描かれてます。今度ここを歩くときはもっと楽しいだろうなー。るんるん。
(この地区らしい絵と色)

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